消費者の心理に働きかける3つの「ラッピングの心理効果」

ラッピングブランドの作り方


お店に行ったとき、買うつもりがなかったのに

「ラッピングが可愛いから買っちゃった!」なんてことはありませんか?

消費者の心理に働きかける「ラッピングの心理効果」とは、商品の包装がお客様の感情に影響を与える

ことを指します。消費者が好む包装デザインを活用することで、商品の魅力や価値を強調し購買行動に

影響を与えます。

ここでは、消費者の心理に働きかける3つの「ラッピングの心理効果」についてお話しします。

高級感を与える効果

私は持ち込みラッピングの仕事もしていますが、お客様が選ぶラッピング材料には共通点があります。

それはどのような材料かというとツヤがあり高級感を出すような材料です。

よく私は、ラッピングは洋服と同じ役割をするとお話しします。

例えば、パーティに行くときにひとりだけ普段着で出席したら周りから浮いてしまいますよね。

プレゼントも同じように考えると、高級感を出すような材料を選んであげることによって

ギフトイベントという大舞台へ旅立たせることができます。

高級な包装によって、商品自体の価値も高いと認識されます。

個人的なプレゼントのラッピング

ビジネスでのラッピング

どちらにも使える効果です。

商品を演出する効果

可愛らしいデザインやカラフルな色彩を使用することで、商品が愛らしさや楽しさを演出し、消費者の興味を引く効果があります。

特に子供や若い世代の消費者に対して効果的です。

ラッピングやパッケージはいわば商品の顔です。

可愛らしい商品なのか

面白い商品なのか

高級な商品なのか

ラッピングやパッケージを見ただけで一瞬で中身まで判断されてしまいます。

メラビアンの法則では第一印象は3~5秒で決まってしまうと言われます。

それほどまでに第一印象はその人の、その商品のイメージを植え付けてしまいます。

可愛くしたいのか

面白く魅せたいのか

高級に魅せたいのか

あらかじめ考えておく必要があります。

信頼性を高める効果

人は購買を決定するとき、その商品に信頼性があれば購入します。

特にブランドとして確立した商品は長い時間をかけて培ってきた信頼性があるから

迷わず購入することができます。

では、あまり知られていない商品をブランディングしていくにはどうしたらいいのでしょうか?

人は何度も繰り返して接触することにより、好感度や評価等が高まっていくとう心理効果があるそうです。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した、別名「単純接触効果」とも呼ばれている心理効果でをザイオンス効果と言います。

ブランドのロゴやシンボルを目立たせることで商品やブランドの信頼性を高めます。

はじめは興味なかったものでも何度も目に付くような包装をすることによって、商品やブランドの品質に対する信頼感を持ちます。

そのためラッピングやパッケージにはその効果を考える必要があります。

ブランド化は一日にしてならずですが、徐々に信頼感を高めていくためにラッピングにこだわりを持って臨んでほしいですね。

まとめ

ラッピングの心理効果が商品の魅力や価値を強調し購買行動に影響を与える効果があります。

一番初めに目に付きやすいラッピングにこだわることで、ご自分の商品のブランド化をすることができます。

また商品を贈り物としての価値や特別感を演出し、贈り主や受け取る人に喜びや感謝の気持ちを与える
効果があります。

ラッピングの「モノを介して気持ちを伝える」働きは、販売の場においても同様に

売り手の気持ちを伝えることができます。

商品やお店のブランド化で迷われている方はラッピングにこだわってみてはいかがでしょうか。





    コメント