日本には、昔から「夢が叶う前に祝う」という「前祝い」の文化があります。
これを予祝といいます。
御祝儀を贈る時、相手の未来の幸せや成功を想像しそれを先取りしてお祝いしています。
これが日本の習慣なのです。
わたしたちが無意識に行っているご祝儀を渡すという習慣は、相手や自分をも幸せにしてしまう日本独自の文化です。
予祝のメカニズム 脳は時間を把握できない
予祝の効果は、脳の働きに由来すると言われています。
脳は現実と想像の区別がつきにくいと言われており、強くイメージすることで脳がそれを現実と認識するようになるのです。
予祝によって目標達成後の自分を具体的にイメージし、その喜びを体験することで、脳はその状態を維持しようと無意識に行動を起こしやすくなるのです。
これはまさに引き寄せの法則に似た効果を発揮します。
だから、自分がいつも何に焦点を合わせているかがとても重要になってくるんですね(・.・;)!!
ご祝儀と予祝
ご祝儀を贈ることは「予祝」です。
例えば、あなたは結婚式当日にご祝儀をお渡ししたとします。
あなたはどんなことを思っていたのか想像してみてください!
「御結婚おめでとうございます」
それから
「幸せな結婚生活になりますように」
とお相手の未来までお祝いするということを、無意識に行っていませんでしたか?
この行動こそが前祝い!予祝です。
ナポレオン・ヒルは『Think and Grow Rich』 (思考は現実化する)と言っています。
脳は時間を把握できないので、お祝いする相手の未来を想像すると現実化していく可能性が高くなるということなんですね!
たくさんお祝いしてもらうと現実化の速度が上がっていきます⤴
先日こんなご依頼がありました
「姪が結婚したのだけど、式も披露宴の予定も今のところなくて・・
だから、たくさんの花を飾ったご祝儀袋でお祝いを贈りたい」
可愛い姪っ子には盛大にお祝いしてあげたい気持ちでいっぱいになりますよね~❣
「やさしいピンク色で」とご希望でした💞
丁寧に作られた手漉き和紙を使って、贈り主様のお祝いの気持ちがたくさん込めたご祝儀袋を作らせていただきました(*^^*)
大切な親友へ
息子や娘の結婚祝に
兄妹へ
仕事でお世話になっている人へ…
大切なひとへ贈るお祝い
結婚祝や出産祝などお祝い事で「ご祝儀」を渡す習慣は、知らず知らずのうちに幸せな未来の現実化をおこなっていると言えます。
ご祝儀袋を渡し祝う習慣
日本ならではの「ご祝儀袋」と予祝の関係を考えてみます。
ご祝儀袋は結婚や出産、入学祝いなどの際に「今後の幸せを願って」金品をいれて渡すものですよね。
結婚祝 結婚後の幸せを願って
出産祝 出産後の幸せを願って
入学祝 入学後の成功を願って
卒業祝 卒業後の成功を願って
就職祝 就職後の成功を願って
退職祝 退職後の幸せを願って
長寿祝 長寿の幸せを願って
開業祝 開業後の成功を願って
全て、お相手の成功や幸せを願って贈っていることがわかります。
大切な人の未来を願う習慣って素敵だと思いませんか?
番外編 御祝儀袋の活用で未来をお祝い
ここでは、御祝儀袋を自分に渡すことで未来をお祝いしてみようというお話です。
自分自身に対して贈ることで成功や幸せを予祝する習慣化ができます。
自分自身の目標達成を予祝
目指す目標があるときは、少し豪華な食事分やご褒美を買える金額をご祝儀袋に入れます。
そのご祝儀袋は「自分にご祝儀」として贈ります。
もし目標が叶わなかったときはそのご祝儀袋はそのままにして、また新たに自分にご祝儀を贈りましょう。
目標が達成したあかつきには、ご褒美分の祝儀が増えていたなんてそれはまた嬉しいことですよね♪
未来の成功や幸せを願う習慣は、いずれ大きな目標も叶えることができるでしょう。
簡単に作るお祝い袋の作り方
自分で作るご祝儀袋❣
とーっても簡単に作る方法があります。
予祝を習慣化するために、お小遣いやポチ袋の代わりにも使うことができますのでぜひお試しくださいね♪
夢を現実に引き寄せる日本の知恵
予祝は、現代社会の多忙な生活の中で忘れがちな「心の余裕」や「感謝の気持ち」を思い出させてくれる素晴らしい習慣です。
つい目の前の日常に追われがちの毎日ですが、祝う相手の幸せや成功を願い先の未来にワクワクして、感謝の気持ちで日々を過ごせることが最大の魅力です。
「夢が叶った後」を感じながら、ポジティブなエネルギーで未来に向かう。
そんな日本の知恵で、私たちも夢を実現していきましょう!
予祝の習慣を取り入れることで、あなたの人生にもきっと素晴らしい変化が訪れるはずです。
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